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斐、乃壱、山茶花がぐだぐだ文を書きつづるブログサイトです。至らない点も多々ありますでしょうが、お手柔らかにお願いします。
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HN:
斐乃山
性別:
女性
趣味:
(妄想)
自己紹介:
斐:私はお二人さんとは違い、詩やら文章やら書き連ねております。絵は全く描けません事実です。未熟な部分が多いことを予測されるでしょうが、少しでも楽しんで頂けたらと思っていますので、コメントを頂けたら喜びます♪

乃壱:絵も文も、苦手ですがかくのが大好きです。文章専門の共同ブログは初めてなので、楽しくやれればな良いなと思ってます(作文?)。よろしくです!

山茶花:他のお2人が神です。文章は得意な方ではありませんが、頑張ろうと思います。お付き合いください(>_<)
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なんだこの異常なハードルの高さはw
山茶花ちゃんが棄権→乃壱の登場。皆納得したな?文句は受け付けないんだからっ


続きからはじめるからねー。
あと「茜さす」カテゴリつくっときましたのでそっちに全部まとめちゃいますね。




 


小さくつぶやいた声は簡素な部屋に溶けていく。遮光カーテンを閉め切ったから、体も闇にまぎれて、僕はやっと安堵した。


僕はもう長い間、あの強烈な光から逃避していて、同時にとらわれていて、この部屋から殆ど出ていない。どの位の時がたったんだろう。秋が来るのは3回目だったか4回目だったか。

そして時間が経つほど、やっぱり、僕がいなくても世界は平常に動くということを思い知らされている。核爆弾が落っこちるとか、国が混乱を起こすとか、流石にそんなことまでは考えていなかったけど…誰かが、呼びに来てくれる、とか。


…ばっかじゃねぇの。


僕は自嘲気味に笑った。自分が社会的に消える所為で、どこかで誰かが困るんじゃないかと期待していた。僕じゃなくちゃいけない誰かがいるんじゃないか。これだけ待っても誰も来ないのに、まだ期待が捨て切れていなかった。それが滑稽だった。


――ばいばい。ばいばぁい。

ちょっとこもった幼い声が、名残惜しそうに別れを告げるのが外から聞こえる。僕には眩しいから、もう一度窓から覗くなんて野暮なことはしなかった。そう、眩しいから。


あの眩しさの中に、確かに僕はいた筈なのに。

『茜』。
うっかり口にしてしまった名前を、今度は頭の中で呼んでみる。

あいつは僕を、まだ覚えているんだろうか。


陽が完全に沈むまで、僕はじっと、かくれんぼの様に息をひそめていた。





―――――
つぶやき…
茜誰だし(笑) ちょっと長かったかも。

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>>乃壱
山茶花

ちくしょうっ・・・お前らハードル高いよ!
おねーさん何も手が出せない\(^0^)/
2010/03/16(Tue)12:54:36 編集
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